10冊以上のビジネスノウハウが30分で読めるリアル物語!!
「like a どろんこ stone!」
〜この物語は、小説であり事実です〜
このリアル小説は成功物語ではありません。
「あなたは誰かの失敗から何を得たいですか?」
こんにちわ。たった一冊の本を販売しています、シゲオと申します。
最初にお断りしておきますが、私がお届けするストーリーからは決して学ぶべきものがありません。
なぜなら、これは私自身が体験した実際のリアルストーリーだからです。
ただ、何かひとつこのストーリーから掴み取る事が出来るとすれば次のようなことかもしれません。
私が体験した出来事は、あなたが今まさに直面している出来事か、もしくは将来直面する出来事か。
いずれにせよ、人間が直面する人生のパターンは限られている。
そういうことを知ることが出来るかもしれません。
それをどう生かすかは、あなたの自由です。
では、このストーリーの序章を公開します。
第1話
決断を迫られていた。自分の中では、既にやる気など失せていたのがはっきりしていた。
マネージャーから、毎夕、携帯に着信がある。
「連絡くださあい。」半分切れ気味、半分あきらめのいつものあの声だ。
10分程度言い訳を考えて、彼にかけなおす。
「今日は契約できた?」
一呼吸おいて僕は答える「ゼロです。」= 契約なんてあるわけがない。
一日中自分の軽ワゴン車のなかで、生きているか死んでいるかわからないような状態を(精神状態もふくめて)維持してじっとしているだけなのだから。
「東出雄幸さんと、岡田恵子さんはクロージングしたの?」
僕は少し意識的にトーンを上げて明るめに答える。
「いやあ、なんか東出さんの親戚が大東洋生命で義理があってだめみたいなんっすよ。」
「ああ、そう。」何度も聞いたよそのセリフは、という感じであきれている。
そう、僕はニース生命保険の営業マン。保険のセールスマンだ。
30歳を前にして、華麗なる転職!のはずだったが、自分がダメだということにはすぐに気がついた。親戚や友人には敬遠され、次第に見込み客に会うのが怖くなっていった。
少しの沈黙のあと、電話を切った。
17:56。車のルームミラーを自分の顔の方へ向け、鼻毛を2、3本抜いた。
ふと自分の顔見ると、耳の上のほうが白髪でうっすら染まりかけていた。
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